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ファミコンの思い出
小六の時だったかな?
ローティーン、に限らずだけどさ、女子って占いにはまるじゃん。
行ったの。お小遣い貯めて。
有名な、テレビとか雑誌に出てるような占い師のとこへ。
「あんたの前世はね……白くて大きな石だよ」
言われた瞬間、三沢ローリングエルボーが出た。
身体が勝手に動いた。
その後、お得意のヘッドロックからココナッツクラッシュ(椰子の実割り)へ。
古き良き全日スタイル。
警察沙汰になったんだけど、あたしが柱に投げつけて割った水晶の玉が綺麗に真っ二つに割れたのを見て占い師のババアが「この子……神の子かもしれない」って言い出して、それでお咎めなしにしてくれた。
でも一緒に占いババアのとこへ行った文ちゃんが。
「もうマユちゃんとは遊ばない!」
って言い出した。
あんまり占いにはまると友達なくすよ?
マユです。
まあこんな感じであたしには友達が居ない。
居る時もあるんだけど、持って一年とか。
でもいいんだ。
慣れてるし。
それにしても。文ちゃんとはもう10年会ってないや。
小学校出てすぐ、引っ越したんだよね。
元気かな?
よく彼女の家でファミコンした。
お父さんのお下がりの。
あたしの家にはファミコン無かったし。
あたしの好きなファミコンは「東海道五十三次」。
クリアする為に文ちゃんの家に三日泊り込んだ事もあった。
三泊四日。
結果、クリアできなかった。
文ちゃんのお母さん、露骨に厭そうな顔してたっけ。
今となっては、良い思い出。
あ、件の「東海道五十三次」は彼氏が持ってて、ちゃんとクリアしました。
10年越しの勝利。
嬉しかった。
その感激を彼氏に伝えた。
「……いいんだけどさ。一週間働きもせずにファミコンばっかってどうかと思うよ」
呈される苦言。
ぶっかけられる冷や水。
費やされた一週間。
でも、あたしは聴こえない振りで勝利。
絶対に揺るがない勝利。
ローティーン、に限らずだけどさ、女子って占いにはまるじゃん。
行ったの。お小遣い貯めて。
有名な、テレビとか雑誌に出てるような占い師のとこへ。
「あんたの前世はね……白くて大きな石だよ」
言われた瞬間、三沢ローリングエルボーが出た。
身体が勝手に動いた。
その後、お得意のヘッドロックからココナッツクラッシュ(椰子の実割り)へ。
古き良き全日スタイル。
警察沙汰になったんだけど、あたしが柱に投げつけて割った水晶の玉が綺麗に真っ二つに割れたのを見て占い師のババアが「この子……神の子かもしれない」って言い出して、それでお咎めなしにしてくれた。
でも一緒に占いババアのとこへ行った文ちゃんが。
「もうマユちゃんとは遊ばない!」
って言い出した。
あんまり占いにはまると友達なくすよ?
マユです。
まあこんな感じであたしには友達が居ない。
居る時もあるんだけど、持って一年とか。
でもいいんだ。
慣れてるし。
それにしても。文ちゃんとはもう10年会ってないや。
小学校出てすぐ、引っ越したんだよね。
元気かな?
よく彼女の家でファミコンした。
お父さんのお下がりの。
あたしの家にはファミコン無かったし。
あたしの好きなファミコンは「東海道五十三次」。
クリアする為に文ちゃんの家に三日泊り込んだ事もあった。
三泊四日。
結果、クリアできなかった。
文ちゃんのお母さん、露骨に厭そうな顔してたっけ。
今となっては、良い思い出。
あ、件の「東海道五十三次」は彼氏が持ってて、ちゃんとクリアしました。
10年越しの勝利。
嬉しかった。
その感激を彼氏に伝えた。
「……いいんだけどさ。一週間働きもせずにファミコンばっかってどうかと思うよ」
呈される苦言。
ぶっかけられる冷や水。
費やされた一週間。
でも、あたしは聴こえない振りで勝利。
絶対に揺るがない勝利。
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